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2017/04/30 08:11 |
『道草屋』のハイレゾとMP3を聴き較べてみた
今回は同人音声の、更に細かく言へば「耳かき音声」に関するお話です。それだけでもニッチなのに「音質比較」といふニッチ極まりない話題。
単にハイレゾ対応の入門機を購入したので個人的にやつてみたかつたといふもので、多分に主観を含むことを予めご了承ください。

最初にざつと説明しておくと『道草屋』といふのは、サークル「桃色CODE」がDL販売してゐる同人音声のシリーズで、田舎の宿屋「道草屋」に来店して店員さんから耳かきを始めとしたさまざまなサービス(場合によつてはエッチなものも)を受ける、といふものです。
初期は耳かきだけの音声でしたが、だんだん衣擦れなどの効果音や『【箱庭耳かき】安眠店 道草屋 はこべら【耳舐め】』からは環境音(風による葉擦れや虫の声、また囲炉裏の炭が爆ぜる音や鉄瓶の音など)を逸早く導入し始め、バイノーラル録音による店員さんとの距離感、また「ソルフェジオ音源』なるものを使つてみたり、そしてダミーボディを使用したより臨場感のある音場作り、最近ではハイレゾ音源など、シリーズを追ふ毎に「音」への拘りが増してゐます。特に環境音や動作に伴ふさまざまな背景音について言へば、同人音声でここまで作り込みを行つてゐる例を僕は他に知りません。
さういつた環境音への拘りや、「道草屋」の店員さんそれぞれのキャラクター作りが受けたのか、現在ではDLSiteでも発売即DL数デイリー1位を取るほどの人気サークルになつてゐます。

で、音の作り込みについては圧縮音源でも充分判るのですが、実際「ハイレゾ」についてはそんなに違ふものなの? といふのを今回自分で聴き較べてみよう、といふ訳です。以上前説でした。

ちなみに比較に使用したのはサークル初のハイレゾ音源である『道草屋 たびらこ
【192khzハイレゾ】道草屋 たびらこ【古宿耳かき】
再生環境はiPod touch(第4世代)+HF PlayerFiiO X1で比較。イヤホンはSHURE SE215 SPEを使用。ポタアン等は使つてゐません。音源はWAVそのままではなくALAC圧縮したものを。
スペックを調べていただけば判る通り、X1とSE215の組み合はせは「完全なハイレゾ対応」ではありません。いづれも個人的には価格から考へたらかなり音質の良いものだと感じてゐますが(Fiio X1については改めてレビュー書くかも)。
たびらこさんを選んだのは単純に季節感です。まあ聴き較べをしてゐるうちに新作が出ちやつたりもしたんですが。
【二人で耳かき】道草屋-いね たび-おひる。【176khzハイレゾ】
まづiPod Touchでの再生ですが、DACを使はなくてもHF Playerは基本無料なので入れておいて損は無いかな、といふところです。実際直挿しで圧縮音源の再生でもデフォルトの「ミュージック」より音が良いと思ひます(最近の世代ではどうなつてゐるか判らない)。UIの点ではデフォルトのものに劣るところがあるのですが、こちらの音に慣れると「ミュージック」での音がどうももつさりと感じられるやうになります。一往ハイレゾ音源の再生にも(ただ「再生できる」といふだけですが)対応。イコライザ機能が充実してゐるのも売りのひとつですが僕は使つてゐません。音楽を聴く場合には好みも大きいとは思ひますが、かういつた音声作品では正直こちらを使はない理由が無いと思つてゐます。アプリの容量以外のコストがかからないので、コストパフォーマンスで言へばまあこれが最強です。

といふことで、まづMP3とハイレゾをDAC無しのHF Playerで比較してみます。
印象としてはハイレゾの方が心なしかダイナミックレンジが広いやうに感じられました。「なんちやつてハイレゾ再生」でも多少は違ひがあるのか、MP3とハイレゾ音源でミックスを変へてゐるのか、はたまた単なるプラセボ効果かは判りませんが、一往違ひはあるやうです。ただ「ハイレゾの方が遥かに良い!」みたいな感じではありませんでしたね。
この時点で「ハイレゾ ≧ HF Player > デフォ」といつたところです。

そしていよいよX1の方でハイレゾ再生してみます。
……これは明らかに違ひますね。たびらこさんの声もですが、背景音や効果音が鮮明に、しかし邪魔にならない音量で聴こえます。音の遠近感や定位もよりはつきりとした印象です。
ちなみにX1はボリュームコントロールが100段階あるので、相当細かい音量調節ができます。なので声と背景音の「ちやうどいい塩梅」の音量に合はせることでより心地良い音で聴ける、といふ面もかなりあるかも知れません。

しかし、といふことは結局音源の如何よりもプレイヤー性能の問題なのか、といふ疑問が湧いてきたので、X1でもMP3を聴いてみました。
結論から言へばこれはこれで充分いけます。ただやはり音の分離の面で及ばないところがあるといふか、ハイレゾの「澄んだ」音に対して多少音が混ざつて濁りを感じるかも、といふ印象がありました。同じ音源で較べるとそれなりに差が判るかな、といふ感じです。

最終的な結論としては「再生環境の差 > 音源の差」といふところですね。まあ圧縮音源でもより良い再生機器を選んでいくとだいたいハイレゾ対応になつてきますし、さうであればハイレゾ音源を選ぶことに意味はあると思ひます。あとは音楽の鳴り方は個人の好みによる面が大きいのに対し、音声作品の場合「素直な良い音を鳴らす」環境が割とそのまま作品の良さに繋がる感があるので、寧ろかういつた音声作品でこそ良い再生環境が活きるかも、といふところでせうか。

これ以上追求するとオーディオ沼にはまる予感しか無いので、携帯プレイヤーについてはひとまづこの程度にしておかうかな、と思つてゐます。あとはPCでの再生にAVレシーバーが欲しいな……(沼)
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2015/12/14 00:30 | Comments(0) | 記。

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