最新の記事が劇マス感想といふ辺りに年月の流れを感じますね。皆様如何お過ごしですか。
僕はロジバンの勉強を始めたりIMEをSKKに変へたり催眠音声を聴いたり耳かき音声を聴いたりしてゐます。まあその辺はまたいづれ。
といふことで、デレアニも無事終はつたところで(それも随分前だけれど)全体をざつくり思ひ出しつつ雑感などを。
僕はロジバンの勉強を始めたりIMEをSKKに変へたり催眠音声を聴いたり耳かき音声を聴いたりしてゐます。まあその辺はまたいづれ。
といふことで、デレアニも無事終はつたところで(それも随分前だけれど)全体をざつくり思ひ出しつつ雑感などを。
細かい瑕疵、或いは大きな問題が無かつたとは思はないんだけれど、総じて好いアニメだつたと思つてゐる。正直なところ演出がくどいと感じるところも多多あつた(これは765のアニメでもさうで、雨はもういいよ、と思ふところはある)のだけど、いちいち細かいカットとか小物とかに意味を持たせる演出自体はきらひではない。後で円盤買つて見返したいといふ欲求にも繋がるし。
僕はアニメが始まる少し前に蘭子Pを降りて松尾千鶴Pになつたのだけど(346のやうな資本がね……足りなくてね……)(いやでも千鶴が安いからとかではないので為念)(松尾千鶴は取つ付きにくいところがあるけれど時系列で見ていくと本当に! 可愛いので! 担当にはならなくても応援してください。関ちやんとかとも繋がりあるし)、それもあつて比較的冷静にアニメを観られたのではないかな、と思ふ。CPメンバーに関しては「取り敢へず武内Pに任せる」といふスタンスを取りやすかつたかな、と。
たぶんCPメンバー(や、アニメ出演組)については担当Pの方がいろいろと複雑だつたのでは、とかは思ふところ。
まあニュージェネ(といふと「ニュージェネレーションの狂気」を思ひ出さずにゐられないCHAOS; HEAD脳)が中心だつたとはいへ、そしてその分あの3人については寧ろ「語り残し」が多く発生したとはいへ、ゲストキャラも多数出してまあ上手く捌いたな、といふ印象ではある。逆にメインのCPメンバーについては今言つた通りちよつと浅かつた気もするといふか、深く語らうとした分語り残しが目立つ感が拭へないところもあるのだけれど(特に凛とか李衣菜とか)、それでも少なくとも「ダメな仕事」だつたとは思はないかな。
武内Pについては、赤羽根Pとは対照的で多少面喰らふところはあつたけど、シンデレラのPとしてはあれで良かつたと思ふ。アイドルとやや距離を置きつつ実務面では有能といふ。ただその所為で後半の存在感が微妙になつてゐたのは否めないかも。
美城常務はポエミーではあるものの、武内Pが代表する「優しい世界」に対する「外の世界」を持つてきてくれたといふところで評価したいかな。あのポエムはあんまり生の状態で「外」を持つてくると作品世界との軋轢が大きすぎるから緩衝材なのでは、と思つてゐる。
で、終盤についてはTwitterで多少語つたのでセルフ引用してみる。
今更デレアニの話とかしてみるけど、あれ基本的に「優しい世界」の話で、Pは特にその住人といふかそこへの案内人的な感じだつたのに対して美城常務は割と唯一「優しい世界」でない「現実に近い」ところの住人なんだよね。だから軋轢(対立ではなく)が起きる。
— シダ@文フリお疲れさまでした (@s_i_d_a) 2015, 10月 28
で、最後のライブシーンでは常務も「優しい世界」に取り込まれたやうに見えるけど必ずしもさうではなくて、それはPが「(アイドルたちは)超えていく」と言つてゐたのに注目すると、(Pの庇護下の)「優しい世界」から飛び出してもアイドルたちはやつていけるよ、といふシーンでもあり。
— シダ@文フリお疲れさまでした (@s_i_d_a) 2015, 10月 28
メタ的に見るならば「アニメの中の優しい世界」から飛び出して「こつち側に戻つてくる」とも見られるかな、とか思つたりもして。武内Pの手を離れてそれぞれの担当Pが居て鎬を削るデレマス世界に戻つてきても「もう大丈夫」といふか。
— シダ@文フリお疲れさまでした (@s_i_d_a) 2015, 10月 28
まあだからこそあそこで作画が力尽きたのは惜しいとも思ふ訳だけど、下手に対立軸を描かず、常務と武内Pは「平行線」のまま、アイドルがそれを「超えていく」といふのを見せてくれたのはすごく良かつたと思ひます。常務も「あの世界では異質」なだけで全うだつたと思ふし。
— シダ@文フリお疲れさまでした (@s_i_d_a) 2015, 10月 28
先に「武内Pの存在感が微妙」と書いたけど、かういふ視点で見るとそれは必然といふか、最終的にアイドルが武内Pの元から羽ばたき「戻つてくる」のであれば、やはりPは背景的にならざるを得ないかな、と。さうすると前半のP掘り下げはどうなんだ、といふ話にもなつてはくるんだけれども、まあ全体のバランスとしてはやはりあの辺が落としどころだつたのではないかなあ。長長と書き連ねたけど結局は「行きて帰りし物語」といふか、「アニメの世界に行つて、またそれぞれに担当Pのところに帰つてきたよ(新規ファンも連れて)」といふところで、僕としてはそこを一番評価したいかな、といふ感じ。
だからもしまたアニメ化して松尾千鶴がアニメに出ることになつても「よし行つておいで」と送り出せるかな、といふ気持ちです。なので早く声を! 松尾千鶴にボイスを! さうしたらデレステもやるから!!
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